HIVの院内感染と対策
広島大学医学部附属病院 輸血部 高田 昇

5.HIV感染医療者のケア

5-1.健康管理

  • HIV感染の医療者の中には免疫能の低下が進行しているものもある。このため個人的な主治医から検査・治療そして適切なアドバイスを受けなければならない。場合によっては職場の変更が勧められることもあり、カウンセリングが必要になろう。

5-2.秘密の保持

  • 医療者とはいえHIV感染者という意味では患者であり、プライバシーは厳に守られなければならない。職場の上司、あるいは雇用者へのアドバイスは本人の了解を得ながら、慎重に勧めるべきである。
 
 
 
    第6章へ続く