メ
メタドン
【概要】ヘロインの誘導体の商品名。経口でヘロインと似た作用を持ち、半減期が長い。製造から販売までを政府がコントロールできる。日本にはない。
メタドン・クリニック Methadone Clinic
メタンフェタミン
メトロニダゾール
【商品名及び略号】ロゼックス®ゲル、アネメトロ®点滴静注液、フラジール®内服錠、フラジール®膣錠 MNZ
【概要】抗原虫薬。赤痢アメーバ症、トリコモナス症、ランブル鞭毛虫症、糞線虫症、嫌気性菌、感染性腸炎、ヘリコバクターピロリ感染症に使用される。
【副作用】けいれん、脳症、膵炎、出血性腸炎、疼痛、嘔吐、肝障害、白血球減少など。
免疫 Immunity
免疫学的測定法 Immunoassay, Immunometry
【概要】臨床検査の原理で抗原と抗体の特異的な結合反応を利用した測定法。反応層の中で結合物をつくらせ、結合物の信号を測定する方法。反応原理として次のものがある。改良されて感度・特異度が高く自動化機器で大量測定できるようになった。(1)放射免疫測定法(RIA: Radio Immuo Assay):最も古い。放射能を扱う規制があった。(2)酵素免疫測定法(EIA: Enzyme Immuno Assay):ペルオキシダーゼのような酵素を抗体にくっつけて、後から基質を加えて比色を行う。(3)酵素結合免疫吸着法(ELISA: Enzyme-linked Immuno-sorbent Assay):固相にくっつけた抗体と酵素をつけた2種類の抗体で抗原を挟む方法。(4)化学発光酵素免疫測定法 (CLEIA: Chemiluminescent Enzyme Immuno Assay):反応物から発生する化学発光を測定する。(5)化学発光免疫測定法(CLIA:Chemiluminescent Immuno Assay):モノクローナル抗体をコーティングした磁性体と蛍光色素をつけた固相化抗体ではさみ、蛍光量を測定する。(6)免疫クロマトグラフィー法(IC:Immuno-chromatography):抗原抗体反応物が色素で浮き上がって目で見えるように工夫された迅速法。
免疫機能障害 Immune dysfunction
【概要】身体障害福祉法に規定された障害名のひとつ。正式名称は、「ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害」である。HIV感染症であると認められれば、身体障害の程度に応じて、1級〜4級の身体障害者手帳が交付される。1998年4月に新たに認定された。
免疫グロブリン Immunoglobulins
免疫クロマトグラフィー法 Immunochromatography method; IC method
免疫再構築症候群 IRIS: Immune reconstitution inflammatory syndrome
【概要】進行したエイズの免疫不全症が、強力な抗HIV薬の併用療法によって回復してきた後、残存している病原体に対し思い出したように免疫反応が起こり、一時的に症状が強くなること。ニューモシスチス肺炎、サイトメガロウイルス感染症、結核、非結核性抗酸菌症、トキソプラズマ脳症、クリプトコッカス症、進行性多巣性白質脳症などで経験される。感染症を起こす病原体が、免疫回復過程に居残っているということが発症の 条件である。発症時期は抗HIV治療開始から数日から100日と広く分布する。また抗HIV治療開始時のCD4細胞数は50/μL以下に例に多い。抗HIV療法を継続すると共に、過剰なサイトカイン産生を抑制するために、対症的に中等量の副腎皮質ステロイドの併用を行う。