チアベンダゾール
【商品名】ミンテゾール
【用法・用量】チアベンダゾールとして体重1kg当たり1日量25〜50mgを2〜3回に分けて経口投与。服用は3日間連続服用を1クールとし、糞便内幼虫が陰転化しない場合は繰り返す。
【概要】糞線虫の駆除に用いる。虫卵と幼虫の産生を抑制する。現在販売終了している。
【副作用】吐き気、食欲不振、めまい、頭痛、倦怠感など。
【商品名】ミンテゾール
【用法・用量】チアベンダゾールとして体重1kg当たり1日量25〜50mgを2〜3回に分けて経口投与。服用は3日間連続服用を1クールとし、糞便内幼虫が陰転化しない場合は繰り返す。
【概要】糞線虫の駆除に用いる。虫卵と幼虫の産生を抑制する。現在販売終了している。
【副作用】吐き気、食欲不振、めまい、頭痛、倦怠感など。
【概要】HIV感染者のおよそ5%は感染後10年以上を経過してもCD4細胞数の減少がみられない。血漿HIV RNA量が検出限界以下になることがある。またプロウイルスDNAの量が少ない。宿主とウイルスの両側の理由が考えられる。感染しているウイルスは、増殖力が弱い“欠陥HIV”であるのかもしれない。一方、生体の免疫能が高いこともわかっている。つまり、HIV特異的殺細胞能(CTL)が強い。このことはHIV感染症に免疫療法が有効であることを示唆し、ワクチン療法開発の熱意が高まっている。また、HLA-B57や日本人の約15%が保有するHLA-B35はエイズへの進行が早いことが示唆されている。詳細なメカニズムは明らかにされてはいない。
【概要】治療のゴールが達成できないこと。現時点のHIV感染症の治療目標は、日和見疾患がない、免疫機能が維持される、ウイルスが増えないことである。ウイルスが抑制できなくなることは「治療失敗」の最初のステップになる。HIV感染症の薬物療法の成功・失敗の要因は、(1)ウイルスの要因:つまり薬剤耐性など性質が悪い、(2)薬の要因:つまり薬効が劣る、(3)薬の使用法:用法や用量の間違い、そして(4)宿主の要因:つまり患者個人の事情がある。近年のガイドラインの推奨レジメンでは、費用の問題を除くと宿主要因であるアドヒアランス不良が最重要である。生活目標の喪失、抑うつ状態、依存症などに焦点を当てて多面的な支援が必要である。
【概要】誰もが自分の、そして相手のHIV感染の状態を知っているとは限らない。HIV感染者への早期治療は、エイズ発病回避・HIV関連疾患(腎症、神経障害など)予防という本人のためばかりでなく、性的パートナーへの感染の拡大も予防できるという考え方。検査の奨励によりなるべく早期にHIV感染者を診断し治療の機会を提供できる体制が必要である。複数の疫学研究で、抗HIV療法を受ける患者数が増えると、これに反比例するように新規感染者数が減少した。また有名なHPTN052研究では9ヶ国の異性カップル1763組を対象に無作為化比較試験を実施したところ、早期に抗HIV療法を開始することにより、性的パートナーへの感染を96%低減することが示された。南アフリカとインドのシミュレーション研究で早期治療は費用対効果比が優れているという結果が発表された。このように「治療が予防になる(Treatment as prevention)」という考えが広く受け入れられることになった。