中四国エイズセンター
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H27年度第1回HIV/AIDS専門カウンセラー研修会を開催したんよ

こんにちは。浅井です。台風が過ぎ去り今朝は涼しい空気を感じましたね。秋が近づいてきています。
 
さて、まだまだ暑かった8月1日~2日、中四国ブロックの「HIV/AIDS専門カウンセラー研修会」が開催されました。私は研修会の事務局スタッフとして参加しましたので報告です。
この研修会は広島県臨床心理士会主催の研修会で、中国四国ブロックのエイズ派遣カウンセラー、エイズ治療拠点病院のカウンセラーとソーシャルワーカーが対象です。
以下、プログラムです。「心理・ワーカーセッション」以外は「薬剤師のための抗HIV薬服薬指導研修会」と合同で行われます。
 
<1日目>
講義1:「HIV感染症の治療」
(大阪医療センター 感染症内科:医師 矢嶋敬史郎先生)
講義2:「HIV感染者の心理社会的問題とカウンセラーの役割」
(大阪府立大学 地域保健学域教育福祉学類 山中京子先生)
心理ワーカーセッションⅠ「派遣カウンセラーによる事例報告」
演習:「オリエンテーション」
ロールプレイによる服薬指導の体験的学習
(広島大学 保健管理センター:臨床心理士 内野 悌司先生他)
夕食・意見交換会
<2日目>
演習:「ロールプレイによる服薬指導の体験的学習」
心理・ワーカーセッションⅡ「ソーシャルワーカーによる事例報告」
 
元心理職であったという医師の矢嶋先生のお話は、診察という限られた時間の中で身体面だけでなく、心理面や社会面まで目を配り、チームで患者さんを支援することを実践されていることが伝わってくるものでした。
山中先生は、医療体制班においてHIVカウンセリング体制の普及と充実に関して長年研究をされてきた先生です。研修会では、心理検査を通じて心理職がチームに貢献する可能性を示唆する研究結果についてお話いただきました。
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恒例のロールプレイですが・・・
薬剤師、ソーシャルワーカー、カウンセラーそれぞれの事例設定があり、事前に患者背景をより細かく決めて本番に臨みます。そのため、ロールプレイとは言えど現実にありそうな面談が繰り広げられました。(今年の事例設定はちょっと難しかったかも・・・事務局の反省点です。)
写真は事例設定をしているときですね。やや緊張した雰囲気が伝わってきます。
 
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この研修会は、多職種が一堂に会し一緒に学ぶことができる貴重な機会です。他職種と意見を交わすことでチームにおける他職種の専門性や役割を理解し、自分にはない視点を得ることができます。また、他職種に対して自分の職種の役割を理解してもらうよい機会です。心理・ワーカーセッションは個々の臨床を振り返り今後の支援につながる場となります。(全員参加の夕食意見交換会も一役買ってます☆)関心のある方はぜひ来年ご参加を!
 
ご協力くださった講師、スタッフの皆さま、参加者の皆さま、ありがとうございました。
(浅井) maimappu

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