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平成26年度広島県歯科医師会の会員・準会員のためのHIV感染症に関する研修会開催!!

お久しぶりです。ヤマサキです。
タイトル長いですよね(汗)
知らない人がこれを見たらなんと厳かな会が開かれてるもんだな~と思われるに違いない。もっと身近にHIVについて知ってもらいたい立場からするとマイナスイメージな感じが否めないですね…。室長!!何とかなりませぬか?!
キャプチャ1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、前置きはこのくらいにしておいて、タイトル通り11月30日に三次ロイヤルホテルで研修会を開催しました。空模様はあいにくの雨。外に出ても楽しいことができないので、研修会には打って付けの天気でした。会場まで足を運べばの話ですが…。
そんな中足を運んでくださった歯科医師の7名の方々、ご参加ありがとうございました。
研修会の内容としては川崎医科大学の和田秀穂先生の「HIV感染症の概要(疫学・病態・治療法)」、私ヤマサキの「血液曝露後の対応」、日本歯科技工士会生涯研修認定講師、大阪大学非常勤講師の大西正和先生の「補綴物制作過程における感染対策-歯科チームにおける連携を求めて-」の3本立てでした。まさかまさか広大に来て1年半しか経っていない、頭を垂れることしかしてこなかったヤマサキが、HIVに対する偏見をなくすべく抗弁を垂れることになるとは思ってもみませんでした。
それぞれの講演中の様子がこちらです。
キャプチャ3
 
 
 
 
 
 
 
和田先生はかなりの時間割り振られており、スライド枚数も66枚とかなりのものであったにも関わらず、講演時間+質問時間の1時間20分でピシャリ持ち時間を締められました。内容も非常にわかりやすく、興味を引く内容でしたので、ヤマサキとしては感動するレベルでございました。ご講演お疲れ様でした。
キャプチャ4
 
 
 
 
 
 
 
こちらは私ヤマサキです。和田先生の素晴らしい講演の後であること、後ろに大西先生が控えていることから、完璧に噛ませ犬であることは間違いありませんでしたが、負けじと熱く講演してみました!!・・・が、熱くなりすぎてフルスロットルで駆け抜けたためか、与えられた時間を大幅に余らしてしまいました。後で室長から「残念だね~」とニヤニヤしながら言葉をかけられてしまいましたが、自分としては何とか切り抜けたという安堵もあってかその言葉もあまり届かず「そうかな?」という感じでした(汗)貴重なご質問「歯科治療中は血混じりの唾液が飛散して空中に漂っているがそれでも大丈夫と言えるのか?」もいただきました。その際は大丈夫というだけで明確な根拠をズバリ言えなかったのが残念でしたが、代わりに室長が助け船を出していただきました。スライド内容が文章に頼ったものだったので、次回からは血混じりの水を霧吹きで吹いてどの程度色がついているかが視覚的に捉えられる検証動画を載せてみたいと思います。
キャプチャ5
 
 
 
 
 
 
 
最後に大西先生。歯科技工士分野における感染対策について熱く語っていただきました。ZONEという考え方、非常に重要ですね。ハサミを手渡す時に危険な刃先を向けないように、感染する可能性のものをそのままの状態でZONEを越えさせてはならないというのはおっしゃる通りで、目から鱗?コンタクト?でした。(ちなみにヤマサキはメガネなので後者はありません)実際に使用している洗浄剤などの紹介もあり、どんどん先生のおっしゃるような感染対策を講じる施設が広まることを切に願っています。
休憩もほどほど13時から17時前までの時間をこの3本立てで研修を受けられた先生方は非常に濃い時間を過ごしたに違いありません。本当にお疲れ様でした。これを機にHIVに対する正しい知識を歯科領域にも広めていただければと思います。
今回のブログはこれでおしまい。
ヤマサキ

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