HIV感染症/エイズに関連した
ミニ・ニュース

● 「HIVマニュアル」を推薦 ●

◆ Spach & Hooton著、矢野邦夫監訳の「HIVマニュアル」を推薦します。発売日は1997年4月1日、日本医学館、本体価格8,000円です。

● HIV RNA検査は750点 ●

◆ 1997年4月から待望のHIV RNA検査(RT-PCR法、アンプリコアHIVモニターR)が保険でできるようになりました。月に1回測定し、2回以上10,000コピイ/ml以上であれば治療開始や変更が勧められます。

● エピビルとクリキシバンは30日処方 ●

◆ 1997年3月発売のエピビルR(3TC)と、4月発売のクリキシバンR(インジナビル)は30日処方が可能になっています。

● 抗HIV薬のd4Tが新発売 ●

◆ 7月29日にゼリットカプセルR(スタブジン)が薬価収載となりました。15mgも20mgも薬価は1カプセル582.60円です。体重50kg未満は15mgを、50kg以上では20mgを朝夕2カプセルずつ(1日分として4カプセル)投与します。当分は14日処方です。発売元は株式会社ミドリ十字です。

● デノシンカプセルが新発売 ●p

◆ CMV感染症治療薬の経口ガンシクロビル、デノシンカプセルRが薬価収載となりました。1カプセルは250mgで、薬価は1カプセル565.10円です。発売元は田辺製薬です。

● 厚生省研究班山田班が再編成 ●

◆ 山田班は「厚生省HIV感染者の発症予防・治療に関する研究班」で、1987年以来、聖マリアンナ医大の山田兼雄教授が班長を務められてきました。血友病のHIV感染者の全国的な精密な調査や医療体制の確立を目指し、1997年度から再編成されます。ブロックの体制は維持される予定です。[TAKATA]